Halt every Attack Early

2022年8月に2歳以上の小児における用法及び用量の追加承認を取得いたしました。

フィラジル®とは

フィラジル®は、
皮下投与による自己投与可能な
プレフィルドシリンジ製剤の
HAE治療薬です。

フィラジル®は、針を装着した後
すぐに投与できる薬剤です。
発作が起こったその場で
迅速に治療を開始できます。

firazyr firazyr
自己投与可能 自己投与可能
突発的な発作に対応可能 突発的な発作に対応可能
携帯可能 携帯可能
冷蔵保存不要 冷蔵保存不要

フィラジル®の作用機序

HAE発作の直接的な原因であるブラジキニンの働きを動画で解説いたします。
HAEの急性発作の原因であるブラジキニンの作用を直接的に阻害する治療薬です。
HAEの急性発作の原因であるブラジキニンの作用を直接的に阻害する治療薬です。

フィラジル®の有効性
(海外データ)

初回治療における
フィラジル®の投与回数(n=88)

フィラジル®による
初回治療を受けた発作のうち
約97%が、発作部位にかかわらず、
単回投与でした。※3

※3 社内資料(承認時評価資料):無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験HGT-FIR-054試験)
Lumry WR, et al. Ann Allergy Asthma Immunol. 2011; 107: 529-37.

Lumry WR, et al. Int Arch Allergy Immunol. 2015; 168: 44-55.
本研究はShire社(現 Takeda)の資金提供および支援により実施されました。

単回投与96.6% | 3回投与1.1% | 2回投与2.3% 単回投与96.6% | 3回投与1.1% | 2回投与2.3%

フィラジル®の安全性

国内第Ⅲ相臨床試験における安全性

8例中3例(37.5%)に
3件の有害事象が発現し、
その内訳は血管性浮腫の悪化
または再発が2件、
頭痛が1件でした。
これらの事象はすべて軽度で、
フィラジル®との関連はないと
評価されました。

§ 本試験での有害事象の集計にはTEAE(Treatment Emergent Adverse Event:治療下で発現した有害事象)を用いている。

海外のガイドラインでは、
HAEの急性発作に対して
早期の要時(オンデマンド)治療が
推奨されています ※4,5

遺伝性血管性浮腫のための
WAOガイドライン2017年改訂版の
主な変更点(抜粋)

監修:
広島大学大学院 医歯薬保健学研究科
皮膚科学 教授 秀 道広 先生

推奨文
Recommendation
2
すべての発作は、要時(オンデマンド)治療を考慮すべきである。
上気道の症状がある、あるいは症状が及ぶ可能性がある発作は、
すべて治療することを推奨する。
We recommend that all attacks are consideredfor on-demand treatment. We recommend thatany attack affecting or potentially affecting the upper airway is treated.
エビデンスグレード:D
推奨度:強い、100%合意
Evidence grade: D;
Strength of recommendation:
Strong, 100% agreement.
推奨文
Recommendation
3
発作時はできる限り早く治療することを推奨する。
We recommend that attacks are treated as early as possible.
エビデンスグレード:B
推奨度:強い、100%合意
Evidence grade: B;
Strength of recommendation:
Strong, 100% agreement.
推奨文
Recommendation
6
すべての患者は発作2回分の要時(オンデマンド)治療薬を用意し、
常に携帯することを推奨する。
We recommend that all patients have sufficient medication for on-demand treatment of two attacks and carry on-demand medication at all times.
エビデンスグレード:D
推奨度:強い、100%合意
Evidence grade: D;
Strength of recommendation:
Strong,100% agreement.
※4
Maurer M, et al. World Allergy Organ J.2018; 11:5, DOI 10.1186/s40413-017-0180-1.
https://waojournal.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40413-017-0180-1
※5
Maurer M, et al. Allergy. 12 March 2018, DOI: 10.1111/all.13384.
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/all.13384
※ WAOガイドラインとは
WAO(The world Allergy Organaization)は世界中の99の学会から構成され、世界中の100カ国近くの会員に情報を発信する国際的な組織です。

HAEを知る

HAEの発作は予測不能であり、
日常生活を妨げ、
時に生命に危険を及ぼします。
患者さんは発作時の早期治療を
求めています。

疾病負荷(disease burden)を明らかにするための
インタビューを通じて得られたHAE患者さんの声(抜粋)※6

human
発作が起こると、症状が悪化したり呼吸ができなくなるのではないかと、不安や恐怖を覚えます。喉頭発作が起こったときに、タイミングよく病院にかかれればいいのですが…
human
手足の発作が起こると、日常生活を送ることも妨げられてしまうことがあります。発作の間は寝たきりになってしまうこともあるんです。
human
幼稚園に通う子どもがいるので、発作が起こったときに子どもの面倒を見てくれる人がいないと、病院で治療を受けるのは翌朝になってしまいます。その間ずっと痛みに耐えなければならないんです。
human
発作を早く治療できれば、症状も早く治まって、生活の質への影響も不安も少なくなるのですけど…
arrow

HAEが患者さんの
生活へ与えるインパクト
(HAE疾病負荷の
コンセプチュアル・モデル)※6

急性発作が患者に与えるインパクト・発作と発作の間に患者に与えるインパクト
※6 Bygum A, et al. Acta Derm Venereol. 2015; 95: 706–10. のインタビュー結果より作成

HAEは非アレルギー性の血管性浮腫であり、皮膚、粘膜、腹部に出現する予測不能な腫脹発作を特徴とする遺伝性の慢性疾患です※7
発作は通常2~5日間持続し、痛みや外観を損なう状態となるため、日常生活が妨げられます※6-8

※7 Bowen T, et al. Allergy Asthma Clin Immunol. 2010; 6: 24.
※8 Agostoni A, et al. J Allergy Clin Immunol. 2004; 114( 3 Suppl): S51-131.
※9 Jalaj S, et al. J Clin Gastroenterol. 2013; 47: 817-23.
※10 Bork K, et al. Am J Gastroenterol. 2006; 101: 619-27.

早期治療によって、
HAE発作の重症度が軽減され、
症状消失までの時間を
短縮することが知られています。

典型的なHAEの
重度腹部症状の時間経過と
治療介入タイミングの関連図※11

①発作発現からフィジラル®初回投与までの時間 ①発作発現からフィジラル®初回投与までの時間
※11 Longhurst H, Cicardi M. Lancet. 2012; 379: 474–81.

HAEの情報サイト

武田薬品は
遺伝性血管性浮腫(HAE)の
疾患情報サイトも運営しております。

患者さん向け

患者さん向け
フィラジル®を使用されている患者さんに
薬剤、HAEの情報をお届けするサイトです。
患者さん向け
患者さん、ご家族にHAEの情報を
お届けするサイトです。

医療従事者向け

医療従事者向け
HAEに関して、鑑別診断・ガイドラインまで
幅広い情報をお届けするサイトです。
※武田薬品が運営する外部のWebサイトに遷移します。

HAEマーク HAEマーク

「HAEマーク」は、
腫れた手の症状を表すだけではなく、
優しさ、温かさを
感じる要素を加え、
腫れた手をもう一方の手が
いたわる様子を表現しています。
HAEの認知度はまだ低く、
未診断の患者さんが
多くいらっしゃいます。
また、診断されても
適正な治療がなされていなければ
日常生活が大きく制限されます。
武田薬品は、
この状況を改善したい
という強い思いから、
HAEの認知向上と
HAE未診断患者ゼロの
世の中を目指して
「HAEマーク」を作成しました。
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