フィラジル®による「遺伝性血管性浮腫(HAE)」の治療を受けている患者さんとご家族の方へ
フィラジル®正しくご使用いただくために患者さんと、ご家族の方々に「フィラジル®」を正しく理解・使用していただくための情報を掲載しています。

2歳以上の小児患者さんは、
体重によって用法・用量が異なる場合があります。

フィラジル®とは

フィラジル®は、遺伝性血管性浮腫の
急性発作に対して
自己注射が可能な
初めての皮下注射製剤です。

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フィラジル®による治療理解しましょう

正しく投与するために自己注射のトレーニングが必要です。
のどに発作が起きた場合は、フィラジル®を投与したのち、病院を訪問し医師の診察を受けてください。
副作用が出た場合には主治医に相談してください。(詳しくはこちらから)
使用済みのフィラジルは容器に入れ、医療機関へ持参し廃棄してください。
定期的に病院を受診してください。

発作早めに治療
しましょう

HAEの浮腫は過剰に作られたブラジキニンが、
ブラジキニン受容体にくっついて血管内の水分が血管の外(皮ふの下)に
漏れ出すことでどんどん腫れていきますので、
腫れ始めたら速やかに治療することが重要です。

ダムの僅かな水漏れがやがて堰を切って
洪水になっていく様子を思い浮かべてください。
ダムからちょろちょろと水漏れが始まったら、
ダムが決壊して大洪水に至る前に、速やかに
ダムの水漏れを堰止めることが重要であるように、HAE発作によって腫れ始めたら、
できるだけ早く治療することを心がけてください。

HAEの
注射のタイミングは
いつがいいの?

患者さん向けのわかりやすい解説リーフレットがございます。各種ツールの入手については、主治医にご相談ください。

発作時、
速やかに打てるように

準備しておきましょう

発作の早い段階で、速やかに
フィラジル®で治療をするためには、
自己注射の方法を正しく理解し、
十分な練習をしておくことが大事です。
以下の動画と自己注射ガイドブックを
活用して、しっかりと準備して
おきましょう。
※十分な練習を行ったのち、医師の判断により自己注射が可能となります。

自己注射ガイドブック

フィラジル®皮下注30mgシリンジ
(フィラジル®)をご自身で注射される方へ

> ダウンロードはこちら

2歳以上の小児患者さんは体重によって用法・用量が異なる場合があります。
くわしくはこちら をご覧ください。

フィラジル®を正しく
投与するために
医療機関
自己注射のトレーニング
受けてください。

フィラジル®トレーニングキット

フィラジル®トレーニングキット

トレーニングは
かかりつけの医療機関で受けることができます。
くわしくは主治医にお尋ねください。

2歳以上の小児患者さんは体重によって
用法・用量が異なる場合があります。
くわしくはこちら をご覧ください。

HAEの原因フィラジル®の作用について

HAE患者さんはC1インヒビターがうまく働かず
「ブラジキニン」が過剰に増えることで発作が起こります。
その様子をくわしく見てみましょう。
HAEによる浮腫の直接的な原因であるブラジキニンと、
ブラジキニンの働きを抑えるフィラジル®の
作用を見てみましょう。

よりよい治療
受けるために

HAE治療を支援するための
サポートツールをご紹介します。

HAEマーク HAEマーク

HAEマークは、
腫れた手の症状を表すだけではなく、
優しさ、温かさを感じる要素を加え、
腫れた手をもう一方の手が
いたわる様子を表現しています。

HAEの認知度はまだ低く、
未診断の患者さんが多くいらっしゃいます。
また、診断されても
適正な治療がなされていなければ
日常生活が大きく制限されます。

武田薬品は、
この状況を改善したいという強い
「想い」より、
HAEの認知向上と
HAE未診断患者ゼロの世の中を目指して
「HAEマーク」を作成しました。
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